頭痛の症状は人によって異なります。一人ひとりの頭痛の症状に合わせた対策を行うためには、患者さんご自身が自分の頭痛の特徴を把握することが重要です。頭痛ダイアリーを活用して、頭痛の起こった日時や、どのような痛みか、どれくらいの痛みか、頭痛はどれくらいの時間続いたか、吐き気や光・音・においなどが気になったか、お薬を飲んだかどうか、などを記録しましょう1,2)。また、自分が片頭痛にどの程度悩まされているか、片頭痛ストレスの実態を記録しておきましょう。記録を見返すことで、自分がどんなときに、どのような頭痛に悩まされていて、どのようなお薬をいつ飲むのが合っているのかを理解するのに役立ちます。自分の頭痛の特性を知り、生活への影響について適切に把握することが、「片頭痛コントロール」の第一歩となります。